中央テレビ編集
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☆;MINIMAL PHONE が遂に到着しました。2年越しの到着です。
先月号で、少々、触れた端末です。時折、コラムネタにもしていましたが、ようやく到着したのです。
☆;では、この端末とはどんなものでしょうか?少々、解説させてください。
◆ スマートフォンの「常識」を逆行する端末
現代のスマートフォン市場は、より大きく、より速く、より鮮やかな画面へと向かい続けています。6インチを超える有機ELディスプレイ、毎秒120コマのなめらかな表示、SNSの通知が休みなく鳴り響く——それが「普通」のスマートフォンなのです。
Minimal Phoneは、そのすべてに逆らうのです。
米国のThe Minimal Companyが開発したこの端末は、「E-Ink(電子ペーパー)ディスプレイ」と「物理QWERTYキーボード」を組み合わせた、現代においてほぼ唯一無二のAndroidスマートフォンなのです。コンセプトは「デジタル・ミニマリズム」——必要なアプリは使えるが、無意識のスクロールや衝動的なSNS閲覧を根本から減らすことを目的とした設計です。
◆ 主な仕様
◆ E-Inkディスプレイとは
E-Ink(電子インク)は、電子書籍リーダー(Kindleなど)に使われる表示技術です。液晶や有機ELと異なり、画面の書き換え時のみ電力を消費し、表示を維持するだけでは電力を使いません。目に優しく、直射日光下でも視認性が高いのです。反面、動画や高速な画面切り替えには不向きであり、応答速度は液晶に比べて遅いものです。
この「遅さ」と「地味さ」こそがMinimal Phoneの哲学の核心です。スマートフォンを「道具」として使い、依存から距離を置くための意図的な設計なのです。
◆ 物理QWERTYキーボードの復活
物理キーボード搭載スマートフォンはかつてBlackberryが一世を風靡したが、タッチスクリーンの普及とともに市場から姿を消しました。Minimal Phoneはこの物理キーボードを現代のAndroid端末に組み合わせた数少ない製品の一つです。実際に届いた端末のキーボードは「クリック感があり、Blackberry Keyoneより打ちやすい」という海外レビューも多く、生産性を重視するユーザーから高い評価を得ています。
☆;何故、発注から2年も経過したのでしょうか?2年越しの交渉記録で説明します。
◆ バッキングから到着まで
筆者がMinimal Phoneをバッキング(支援)したのは2024年4月のことでした。「E-InkとQWERTYキーボードの組み合わせ」というコンセプトに惹かれ、449ドル(71,043円)を決済しました。発送予定は2024年8月とされていたが、実際に手元に届いたのは2026年4月14日——約2年後のことでした。
その間の交渉経緯を以下にまとめます。
◆ 特筆すべき問題点
・ 9ヶ月間の完全な沈黙:バッキングから発送準備の連絡まで約9ヶ月間、何の連絡もありませんでした。
・ 偽の追跡番号:2026年2月に提供された「NEW-MINIIGG2700」は社内管理番号であり、配送キャリアには未登録でした。
・ 虚偽の宣伝メール:未発送状態にもかかわらず「No delays. No guessing.(遅延なし)」と謳う新規顧客向けプロモーションメールを4回送信。
・ 複数回の約束不履行:「今週中に追跡番号送付」「2日以内に再発送」など、具体的な約束を繰り返し破った。
・ Indiegogoの限界:Trust & Safetyへの申告にも「介入できない」との回答。プラットフォームとしての機能的限界が明らかになりました。
☆;後日談も続くようです。
この交渉過程で、役に立ったのは生成AIでした。メール作成&送信。受信&解析は、私個人的な英語力だけでは到底、対応出来ません。
当初は、ChatGPTを活用していましたが、限界もありCLAUDEへ変更しました。その経緯は、先月号で触れた通りです。
また、本体は到着しましたが、ケースが未着でした。MINIMAL社へクレームを入れたところ、当初は返信もなかったのですが、変な返信が来ました。
この辺りを解説し始めると、話が長くなりますし、未だ交渉中ということもあるので、次月以降のネタにしたいと思っております。宜しく御願いします。