中央テレビ編集
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◆ 生成AIセミナーは、何とか、終えることが出来ました。
先月(2025年7月)のコラムで紹介させていただいたセミナーを何とか、終えることができました。聴講いただいた皆様、セミナーを企画していただいた阿南商工会議所の担当者さまには、いろいろとお世話になりました。この場を借りて御礼を申し上げます。
また、定員が20名のところ、2倍以上の聴講をいただきました。生成AIに期待する皆様の多いことが身にしみました。但し、生成AIの開発・運用動向の変化が大きく、網羅的になってしまい、総花的な内容になってしまったのでは?との反省点もあります。
今月のコラムでは、実際にこの分野にアプローチする場合の方向性、具体的には、どのようなアプローチが有り得るのか?という視点にて再度の整理を行いたいと思います。
*一部は、7月11日のセミナー内でも紹介した内容となります。具体的には、当地、徳島県に在住している皆さんが、どのようにアプローチされるのか?どのような機会があるのか?について整理したものです。他の機関のセミナー、オンラインセミナーなどを紹介しつつ、皆さんの学習過程の提案となり得るものです。
◆ 動画、画像、音声などを中心とするセミナー
徳島県という必ずしも都市部ではない地域にあっても、中小企業支援機関の行うセミナーは有効です。下記に紹介するセミナーは、このコラムが皆さんの目に留まる際には、既に終了していますが、当職の行ったセミナーとはアプローチ手法が、やや、異なるので紹介させていただきます。

このセミナーは、タイトルが、「生成AIサービスを使いこなし、販促・広報・資料作成をスピードアップ!」副題は「~「作るのが大変」「続かない」の悩み、AIと解消しよう!~」となっています。私のセミナーの内容とは、やや、アプローチが異なります。要するに、販促・広報・資料作成をスピードアップし、業務に役立てようとする目的を持っています。背景には、生成AIのマルチモーダル化が背景になっているようです。特長的なのは、以下の3種のサービスに焦点が充てられていることです。

本年3月にChatGPTの機能が大幅アップにより、画像処理が革新的に向上しました。チラシ・広告などに利用される画像が単純なプロンプト操作により生成可能となったのです。ChatGPTの利用者が爆発的に増加したことは、このコラムの5月号で紹介しました。端的に云って、従来、専門家のデザイナーに頼っていたレタリングなどの作業が、素人と呼ばれる人々(当然、私もこの範疇です)で可能となりました。料金としても、決して高額でもないようです。場合によれば、無料版でも対応可能なこともあるようです。デザイナーという専門職の皆さんには、危機と感じられるかも知れませんが、生き残りのためには、積極的にこの動向を受入れ、活用する路を考えるべきでしょう。
生成AIがCAHTで利用出来るようになった2022年11月より2年半が経っています。当初は、テキストのみの対応であったサービスがここまで進んでいることは驚嘆するべきでしょう。1年前であれば、このセミナーは成立しなかったのです。当時であれば、画像処理ははるか未来の出来事であったのです。技術の進歩というものは素晴らしいもので、1年先には、どんな状態になっているのでしょう。楽しみにしています。
利用者としては、この分野よりスタートして生成AIをマスターしていくという方向性も考えられます。このセミナーは、これらの動向を受けて企画されています。私自身も素人の分野ですが、積極的に活用していきたいと思っております。
◆ オンラインセミナーなどの活用
生成AIを身に付ける方法としては、オンラインセミナーを受講する方法もあります。「阿南市 生成AI」でGOOGLE検索してみてください。多くの広告が出てきます。事例を紹介してみます。
① 「KIKAGAKU(キカガク)」 https://www.kikagaku.ai/ 阿南市という検索キーワードで広告が表示されますが、東京の企業です。
こんなサービスを提供しています。ChatGPTにまとめてもらいました。

正攻法の生成AIへのアプローチ手法です。Google Colab活用などのプロセスは、私のセミナーの導入手順にも近いものです。また、「カスタムGPT」の活用事例も多く紹介されています。以下のようなものです。

実際の中小企業でもアプローチが可能と思われますが、やや、ハードルが高いかも知れません。取り敢えず、「GPTsを作成して行きましょう。」が早道でしょう。私のアプローチに近いものです。余談かも知れませんが、この企業の創業者は、京都府立高専の出身です。同じ環境で青春時代を過ごした経験がある私としては、感無量というべきでしょう。
② 生成AIプロンプト研究所 https://eeko-ju.com
③ AIスキル研究所 https://lp.ai-skill.jp/
手法としては、②、③ともに、プロンプトの作成手順からアプローチする手法を紹介したオンラインセミナーなどのサービスです。夫々○○式プロンプト作成手法を謡っています。こんなアプローチもあるものです。私のセミナーでも「深津式プロンプト」の紹介も行っています。但し、最近では、プロンプト作成自体も生成AIに任せる考えかたもあります。今後の動向をみたいものです。
◆ 今後は、どんな方向が正道なのでしょうか?
ある程度の基礎知識が習得出来たら、その後は、どのように進めるべきでしょうか?私自身、生成AIの技術革新に振り回されている事情があります。目指す目標としては、AIエージェントの活用というべきでしょうが、知的好奇心はあっても、理解能力には限界もあるものです。されど、老躯に鞭打ち、老化防止のためにも頑張って行きたいと思っております。
最近、思うことには、生成AIの勉強は、認知症の予防になるのでは?というこです。引き続き、切磋琢磨に務めますので宜しくお願い致します。