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中央テレビ編集 


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◆本年も最後の月となりました。

 本年も最終の月となりました。今年は、齢70を超えて、業務量を減らし質的充実を期した年でもありました。
 達成出来たのは、業務量の減少だけであったようです。質的充実的観点については、閑散的散漫という状況になったようです。 加えて、何故か、右肩を壊したようで日々のルーティーンであったプールにも通えておりません。静養中のつもりが、日々、不摂生の累積に陥っている可能性もあります。踏んだり蹴ったりという毎日を過ごしております。
 本年の周辺環境変化の一番の話題は、AIの活用ということでしょう。コンサル業務の所謂「力作業」が合理的な手法に置き換わっていくことが実感される一年にもなりました。本年の最後のまとめを行いたいと思います。

◆生成AIの動向をAIに直接、聞いてみました。

 まず、どんなAIがあるのでしょうか? 下記で聞いてみました。CHATGPTに問いかけてみました。



 結果は、


となりました。私自身は、CHATGPTとPERPLEXITYをよく使っております。では、利用者数とそのグラフ化という、やや強引な要求を行うと以下の結果が得られたものです。検索エンジン系のBardとBingChatが多い傾向があるようです。但し、この数字、問題があります。ChatGPTが1,000万人ということはない筈です。ハルシネーション ( hallucination)そのものです。注記に言い訳があることは良心的なのかも知れませんね。


グラフ化という要求にも、それなりに対応をしてくれました。曰く;
利用者数の比較グラフ作成方法としてPythonコードを使用して、上記のデータを基に棒グラフを作成することができます。matplotlibライブラリを使用しますので、事前にインストールが必要です。
という条件付きで、次のグラフを作ってくれました。


 今回は、グラフの前提のPythonコード例も示してくれました。出力指示はしておりませんが、AIにも承認欲求があるのかも知れません。ノンコード中心の作業を続けてきたのですが、今後は最低、Pythonは必要なのだ!という結論が出たようです。


◆来年以降はどうする?

 ChatGPTにはGPTsという機能が実装されています。事前情報をアップロートしておくことによる特殊処理専用のAIが作成されるという機能です。イメージとしては下記のようなものです。


具体例①;皆さん周知の小規模事業者補助金の申請書作成AIです。この補助金は、事業歴も長く標準化もなされています。文章類は提案可能ですが、数値計画までは対応できておりません。来年の課題です。


具体的②;中小企業庁編の【改訂版】中小企業・小規模事業者の価格交渉ハンドブックを底本としています。自社状況と交渉相手企業の内容を入力すれば、価格交渉の方法、資料が提案・作成されるという仕様になってます。但し、業種・規模等が広く標準化も難しい分野です。未だ、未完成です。


 このような特化型AIは事前作業に手間がかかります。事前に用意する資料のファイル化、アップロードが必要となり手作業も多くなります。それらを自動化する手法を勉強中というところです。来年も頑張りますので宜しくお願いします。
 また、現状はChatGPTのみの課金使用ですが、Claude3の方が優秀だという説も多く耳にする日々です。特化型AI機能もあるようです。然しながら、通信関連のコストは高騰傾向にあります。慎重に進めたいと思っております。御指導宜しくお願いします。