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中央テレビ編集 


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IT、ICT、AI な話

◆税務申告は完了しました。

 先月号でも触れたとおり、今年度の税務申告(消費税計算)には苦労したものです。とりわけ、インボイス番号を持たない小規模事業者との取引で仕入れ税額控除を行う場合の処理には手数をかけました。端的に云って、使っていた『弥生の青色申告』という会計ソフトが例外処理として、伝票にサイン(コード)を振り分けてくれたものの、消費税申告書出力のフェーズに入るなり『経過措置がなされています。対応出来ません。』のエラーメッセージが出力されたのです。「何?何?」というところです。このソフトが対応出来ていないとは何事でしょう。結局は、手作業で伝票(仕訳帳)を拾い出し集計したのです。令和5年度は10、1112月の3ケ月だけだったのですが、本年度は12ケ月分となります。安価なソフトですが、毎年メンテ保守料として幾何かの手数料が引き落としされているのです。弥生会計様、何とかしてください。ソフトの変更には「データ移行」という問題も出てきます。オンプロミスの安価ソフトですが、小規模事業者としては、頼りになるソフトとして活用し続けています。宜しくお願いします。

*消費税経過措置のエラー対応という仕様で間違いないと思っておりますが、私の解釈ミスかも分かりません。若し、勘違い等であれば、御容赦下さい。あわよくば、対応手順を教えていただければ幸いです。

 結果、国税庁のホームページを頼りにしたのですが、抑々、消費税計算の手順が見えていなかったのでしょう。申請書の作成が進みません。単純に考えて、税抜き処理をしているのであれば、勘定科目より

    仮受消費税 ― 仮払い消費税 = 納税額

で納税額が算出される筈なのですが、どうも勝手が違うようです。そもそもエラーばかりで、国税庁のホームページで次ページへ進みません。流石に、根が付きました。御世話になっている税理士様にお願いしたということです。「IT化が進めば税理士は要らなくなる。」との勝手な自信を持っていたのですが、今回は白旗を上げました。
 流石に税理士さま、お見事です。あっさりと処理が完結しました。有難いものです。感謝、感謝で申告処理も完了しました。ありがとうございました。

◆新年度です。

 ようやく新年度の話となりました。独立系のコンサル活動を開始して10年が過ぎました。10年前、信用保証協会を退職してから、今後、何をしようかな?などと嘯いていた頃を思い出したものです。結局、当時新設の『よろず支援拠点』という事業に拾っていただきました。
 それから10年が経ったのです。早いものです。本年、10年を区切りとして、よろず支援拠点を辞することになりました。多くの出会いがあり、様々な勉強をさせていただきました。ここで列挙すれば、膨大?となるのは当たり前かも知れません。ここでは、よろず支援拠点の全国ページで公開されている事例を紹介させて下さい。阿南市の美容室さんです。



 他にも、多くの事例もあります。場合によっては、紹介できる機会もあるでしょう。全国的にも多くの知己を得ました。今後は、本当の意味での独立系となるべく精進いたします。
 徳島県よろず支援拠点の皆様、御世話になりました。全国でお会いできた皆様、本当にお世話になりました。今後とも宜しくお願いします。  
 また、今年度にて徳島県中小企業診断士会の役員(現在役職は副会長)も辞するつもりでおります。所謂、役職定年制ということです。但し、これも人事のことなので、総会を経て承認という手順となります。その際には、このコラムでも案内と挨拶をさせていただきます。宜しくお願いします。

◆今年の課題は?

 自己紹介などでは、折に触れて、言及することに、学閥?が2つあることがあります。つまり、阿南工業高等専門学校と大阪市立大学です。とりわけ、本年は、阿南高専科学技術振興会(旧ACTフェローシップ)の活動を中心としたいと思っております。



 思えば、阿南高専を卒業してから本年で50年になるのです。実は、私自身、まともな卒業生ではない可能性があります。5年次は、大学受験と重なり、成績としては、かなり問題があった学生なのです。当時の美馬源次郎校長の英断にて卒業証書を拝領したという歴史を持っているのです。但し、卒業式には出席はさせていただけませんでした。卒業証書の日付は昭和49年3月30日(土曜日)なのです。日付の意味を推測してみて下さい。  
 実際のコンサル活動では、機械工学の基礎知識レベルでは勿論ですが、高専には多くの先輩・後輩があり、大いに活用させていただいております。恩返しも含めて、どのような活動になるのか?未だ、手探りではありますが、精進を重ねていく所存です。本年度も宜しくお願いします。