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中央テレビ編集 


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IT、ICT、AI な話

◆新しい年です。執筆開始後23年目となりました。

 このブログ(従来は、コラムという言葉を使っておりましたが、一般的に使われるブログという言葉に換えます。)も、いよいよ23年目となるのです。紙媒体の「徳島エコノミージャーナル」から日本中央テレビ(株)さまのWEB版雑誌、更に、このブログ記事へと変遷を重ねました。執筆開始の当初は、インターネット環境も弱体で、紙ベースの出版物が中心の時代でした。雑誌記事の連載自体がステイタスになる時代でもありました。
 いろんなことがありました。年が変わる毎の挨拶の方法も変わってきました。基本的には、年賀状を模した挨拶状、喪中の挨拶などを重ねてきたものです。しかしながら本年は、思うところもあり、年賀状という手段を排することとなりました。具体的には、各種の連絡は、今後はSNS活用等をすすめることを前提として、通常葉書による挨拶に換えることとしたのです。昨年末には、下記文面での送付を行いました。




 要するに、年賀状を出すのは止めましたという案内なのですが、かと言って、非礼なことはしません。。。という変な理屈であったのかも知れません。言葉の切れも今一歩のようです。知人からは「これ何?」という反応もありました。返答はしたものの、歯切れも悪かったかも知れません。
 いずれにしろ、今後も事業も続けるつもりですので、宜しく御贔屓下さい。

◆やはり観劇は続けます。

 このコラムでも継続的に話題にしているジャンルに旧新劇があります。この領域も学生時代からの延長で持続しているということです。齢も70歳を超えた今、各種の柵より自由となり、原点回避に近づいているということでしょう。
 かつての労演活動を得て、市民劇場として名称の変更もなされ、鳴門、阿南にも市民劇場が結成された頃がありました。一つの発展期であったのでしょう。同一の舞台が、徳島2回、鳴門1回、阿南1回の計4回の公演がなされていた時期もあったのです。一つの時代を形成したと云っても問題ないでしょう。
 時は移り、阿南市民劇場は解散しました。会員数の減少が原因だったのです。その後、徳島2回、鳴門1回というパターンが続いてきました。会員の高齢化も進み、衰退の兆しも見えてきていました。そこに直面したのが「コロナウィルス」の蔓延です。実際に、公演自体が休止された例会もありました。飲食業界には、休業補償も国家レベルでなされましたが、興行、サービス業では、充分な補償がされているとは言えません。会員制を取っているからと言って、市民劇場自体の経営も安定しているとは言えません。会員数も減少を続けています。結果、徳島は2例会を維持できなくなりました。これが現在の状況です。
 更に、徳島独自の「ホール問題」が続いています。事情はありますが、今回の例会は藍住での開催となりました。高齢者の中には移動手段の無い方もおられるのではないでしょうか?
 何時が来たら県民ホールが出来るのでしょうか?それまで、市民劇場の運営は続けられるのでしょうか?不安だらけの運営であろうと思います。関係者の皆さんの苦労を忍びます。皆さん、頑張りましょう。

 今月の例会に話題を移します。3年ぶりの加藤健一事務所の公演です。



 原作者はメルビン・ニール・サイモン(Marvin Neil Simon)。ブロードウェイを代表する喜劇作家。映画やテレビの脚本も数多く手がけており、トニー賞、ゴールデングローブ賞、ピューリッツァー賞など多くの賞を受賞している作家です。

 あらすじは(公演チラシより):

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ニューヨークの古びたホテルの一室で、悲惨な生活をおくるひとりの男、ウィリー・クラーク(加藤健一)。元はヴォードヴィルの大スターコンビであったウィリーは、ひとりとなった今でも役者としての自分は終わっていないと必死にもがくものの、その気持ちとは裏腹になにもかもが上手くいかず仕事にありつけない。ある日、テレビ局の副社長が頭をさげてお願いするほどの大仕事を、ウィリーの甥でありマネージャーのベン・シルバーマン(加藤義宗)が持ってくる。ウィリーは当然引き受けると思いきや、出演の条件は元相棒アル・ルイス(佐藤B作)との“サンシャイン・ボー イズ”による往年の名作コントだと聞いて出演拒否の一点張り!

喜劇の黄金時代が生んだ史上最高のコンビとまで言われたルイス&クラーク、11年ぶりの名コンビ復活となるのか!?ラストショーの最後に待ち受けるふたりの運命は・・・?
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 ひとりの初老の男。ひょっとして、自分のこと???喜劇と言いながら、「老い」という宿命に直面してゆく自分を登場人物に重ねる観劇になりそうです。
 本年も頑張りますので宜しく御支援を賜りますようお願い申し上げます。