◆AmazonのKINDLEがバズっているのではないでしょうか?
昨年11月、CHATGPTがリリースされました。私自身は、約1ケ月遅れで導入しました。当初は無料版しかなかったものの2月には有料版も使えるようになりました。このコラムでも画像生成AIなどの紹介もさせていただきました。可愛い女性ということで画像の生成も行ったものです。そして一部は、誌面でも紹介しました。その頃、「これは大きな変化が来そう!」とも思ったものでした。はっきりとは事態が分かっておりませんでしたが、だんだんと実態が見えて来ました。遅まきですが、紹介します。
AmazonKINDLEで「AI グラビア」で検索してみて下さい。多くの電子書籍が並びます。昨年までは考えられないことでした。要するに画像生成が手順化されITさえ理解出来ておれば画像作成&電子書籍発行が個人でも可能となったと言うことでしょう。試しに一冊購入してみました。表紙の画像をアップしてみます。清楚な可愛い女性の写真集です。実際に存在している女性より魅力的かも知れません。

作者は「AI写真家のりゅう」さんです(下記ロゴはAmazonストアより引用)。多くの写真集を商品アップされています。これらの生成物の版権、所有権はどのように考えるべきでしょうか?この分野についての評論も今後の課題です。御期待下さい。
*この写真集はAmazonで購入しています。ここでこんな形で引用しても問題ないのでしょうね?
◆やはり、データ処理の本流の話を進めましょう。コードインタプリタ(advanced data analysis)の登場です。
いろいろなメディア・手法の登場は、私たちの日常生活に大きな変化をもたらすものです。上述の電子書籍、グラビア写真集などは一つの例でしょう。
IT系コンサルとしては、もう少し、データ処理系に踏み込んだ世界を紹介するべきでしょう。CHATGPTに実装されたコードインタプリタを紹介します。次図は、リモートワーク研究所(池田朋弘氏)のYOUTUBEよりの引用となります。池田氏自身も別途の媒体よりの引用との言及をされておられます。

このポンチ絵によれば、データファイルをCHATGPTにアップし、プロンプトでの指示を行えば、パイソンが自動生成され実行されるということになります。
ということで、実際に試してみました。
① ;簡便なデータを用意しました。販売データのトランズアクションファイルと商品コード、担当者コードというテーブルを作成しました。実際はエクセルファイルに3枚の販売シート・商品シート・担当者シートをブックとして作成しました。

アップロードする際のプロンプトは以下のとおりです。
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このfileを理解してください。販売シートは日付単位の商品別、担当者別のトランズアクションデータです。商品シートは商品の品名と単価をあらわしています。担当者シートは担当者の名前をあらわしています。よろしいですか?
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② ;何回かのやり取りの後、担当者別の販売金額の集計を依頼しました。ここでパイソンが作成&実行されるようです。結果は

切り口を変えて、商品別の集計を依頼しました。結果は、

クロス集計も依頼してみました。回答は、

立派なものです。まさにコードなし、ノンコード発展形の日本語指示ということです。
③ ;実際運用に必要なグラフ作成も指示してみました。画像ファイルで作成してくれました。何故か、日本語の編集が出来ないようです。現状での限界かも知れません。

④ ;今後の方向性について
単純なテストデータでしたが、ようやくITコンサル系での活用手法が見えてきたようです。キワモノの画像、動画作成以外での応用分野でしょう。これだけの処理を「日本語で指示」することによって実現出来るのです。
一年前には思いも寄らなかったものです。これらの手法を使わずに経営改革はない筈です。頑張りましょう。この上は
・グラフ作成能力(日本語も)
・入力フォーム、作業指示メニュー
などが実現出来れば、ほぼ、業務アプリ開発実現となります。今回は、バタバタで行った作業ですので、引き続きの研究課題となるでしょう。
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