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中央テレビ編集 


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IT、ICT、AI な話

◆今年度も最終月となりました。確定申告の季節です。人口頭脳の時代です。

 先月(2月)は、業務もバタバタだったのですが、個人的にも行事が多く、このコラムにも穴を空けてしまいました。西暦2000年より連載を始めて、2度目の失態となりました。何はともあれ、継続が命の世界であることを肝に銘じております。
 また、3月は確定申告の季節でもあります。毎年、領収書の整理に疲れ果てるのですが、今年も書類の山に埋もれております。コロナの季節も終わり、申告書式などの修正もあるようです。今、巷で流行のチャットGPTを利用して調べてみました。つい、先日よりBingでもこの機能が組み込まれました(下記)。

***日本で一番大切にしたい企業大賞サイトより抜粋***


 雑所得について、追加の質問を行うと


 という返答が帰ってきました。これ以降は、個人情報なので割愛させていただきます。通常は、国税庁のホームページなどを閲覧すれば回答を得られるのですが、対話式の問答で必要な情報が得られます。つまり検索エンジンを使っていると云いながら、検索結果の一覧を経ずにサマリー情報が得られるということです。つまり、広告を目にすることなく目的が達成されます。このことは、Googleのビジネスモデル(ユーザーは無料、収入は広告で)が崩れることを意味するのです。
 シンギュラリティ(Singularity)がまさに訪れていると考えるべきでしょう。Googleのビジネスモデルの崩壊は一つの現象として考えるべきでしょう。英語では「特異点」の意味であり、「人工知能(AI)」が人類の知能を超える転換点(技術的特異点)、または、それにより人間の生活に大きな変化が起こるという概念のことなのです。
 チャットGPTが与える衝撃は、これからも徐々に見えてくる筈です。ChatGPT本人?に説明してもらいましょう。


 この回答は、OpenAI社の直接サイトを活用した返答です。使用料としては、無料でスタートも出来ますが、毎月20$のサブスクサービスを利用しています。経営コンサルへの活用方法は?という問い掛けに


 立派な回答です。中小企業診断士は廃業すべきかも知れませんね。

◆人間系の話も行いましょう。市民劇場の話です。

 今月の例会は、劇団朋友のコルセットです。


 人口頭脳では、どんな扱いになるのでしょう?どんな劇団なんですか?という問い掛けに


 もっともな回答のように見えますが、「日本人の対話」という作品が見えません。原作者などの情報を求めると


 かなり、いい加減な内容だと思えます。個々の情報のファクトチェックも必要となるでしょう。フェイク情報もかなり見受けられるようです。当面は、このような使い方は止めておきたいと思います。実際、この種類の活用がこなせれば、文筆業も成立しなくなります。
 人口頭脳は、いずれ人間を超えると云われてきましたが、遅くない未来に、そのような時期は来ると確信しております。上手にお付き合いをしたいと思っております。

*3月の例会の正確な情報は劇団のホームページなどを参照下さい。