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中央テレビ編集 


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IT、ICT、AI な話

◆新しい年です。独立後10年となりました。

 昨年の12月号にて案内させていただいたとおり、今年も年賀の挨拶は致しません。
 今年の話題としては、やはり「人を大切にする経営」から始めるべきでしょう。独立後10年、結局、辿り着いた結論は「人間論」でした。かつては学生時代より模索していた世界観、生き方論の延長に位置づけられるものでした。青臭く、生意気な論議を続けた過去の思い出に浸りつつの日々を送っております。
 昨年末には、東京中小企業診断士会の皆さんが主に運営する「人を大切にする経営研究会」に参加してきました。「日本で一番大切にしたい企業大賞」第一回の受賞企業である(株)日本レーザーの近藤会長の講演が直接聞ける契機であったからです。3年ぶりの上京でした。

***日本で一番大切にしたい企業大賞サイトより抜粋***


 しかしながら、近藤会長のトラブルにて、急遽、この会の顧問である小林勇治先生が登板されることになりました。小林先生と言えば、徳島に縁があり顧問先も多いものです。昨年11月には、酒席をともにしています。別途の機会に、小林先生の徳島における実績を紹介したいと思います。先んじて情報を得たい方は「小林勇治 徳島」でネット検索してみて下さい。多くの情報が得られます。是非、試してみて下さい。
 ここでは、今回の先生の講演で触れられていた理論の紹介をさせていただきます。次の時代に私たちが目指すべきはティール組織という概念で説明されるのです。この組織は、社長や上司がマイクロマネジメントをしなくても、目的のために進化を続ける組織のことなのです。そのため指示系統がなく、メンバー一人一人が自分たちのルールや仕組みを理解して独自に工夫し、意思決定していくという特徴があるものです。ティール組織という概念は、2014年にフレデリック・ラルーの著書「Reinventing Organizations」で紹介されたものです。

***AmazonBookStoreより***

 KINDLEでは無料版もお試し版のダウンロードが可能です。是非、試してみて下さい。要約すると、人の組織は次の段階を経て進化し、最終的?にはティール型を目指すべきという論議になります。

・Red(レッド)組織:個人の力で支配的にマネジメント
・Amber(琥珀)組織:役割を厳格に全う
・Orange(オレンジ)組織:ヒエラルキーは存在するが、成果を出せば昇進可能
・Green(グリーン)組織:主体性が発揮しやすく多様性が認められる
・Teal(ティール/青緑)組織:組織を1つの生命体としてとらえる

 人を大切にするということは、ティール組織を作るということなのでしょう。抽象的な人間論だけでなく、このような論議も続けて参ります。本年もよろしくお願いします。

◆観劇も人間論の延長です。

 このコラムでも継続的に話題にしているジャンルに旧新劇があります。この領域も学生時代からの延長で持続しているということです。齢も70歳になる頃、各種の柵より自由となり、原点回避に近づいているということでしょう。
 市民劇場の1月例会の紹介です。秋野大作というメジャーな演技者を迎えた1月例会はどのようなものでしょうか?


 劇団はPuremary.個人的には馴染みの少ない劇団です。ミュージカル中心に活動を行っております。下記は、付属のミュージカル研究所のインスタグラムです。やや、フォロアーの少なさが気になってコピーしてみました。但し、本体のサイトは別ですので念のための付言です。


 代表者、保坂磨理子氏の紹介です。クラウドファンディングサイト、READYFORのサイトよりの引用です。こんな人生もあるのですね。


 今回の例会の紹介を行います。講演チラシよりの引用を行います。

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 あらすじ;ブロードウェイのとある劇場。誰もいない客席に姿を現す劇作家アレックス。一年前の今日、恋人であった女優モニカが、自らの主演舞台の初日、自分との婚約発表を目前に謎の死を遂げた。自殺と処理された彼女の死を殺人事件と断定したアレックスは、事件後行方をくらましていたが、丁度一年経ったこの日、この劇場に、当時の舞台関係者を招集していた。
 続々と集まる俳優たち、そして演出家、舞台監督、プロデューサー。 そう、新作の稽古と称して、これからアレックスが行うのは、真犯人を暴くための「殺しのリハーサル」。
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 「刑事コロンボ」の生みの親、レビンソン&リンクが、全盛期の1982年にTV映画として書き下した最高傑作!!とのこと。当時は、NHKで放映され大反響を呼んだそうです。今から40年前のことなんですね。刑事コロンボも懐かしい番組です。純粋な探偵小説として楽しんでみたいものです。