HOME > 連載コラム

中央テレビ編集 


<< 先月のコラムへ    トップへ    >> 次月のコラムへ

IT、ICT、AI な話

◆秋の頃です。キーボード付き端末の話です。

 9月の連休には、日本型台風の訪問を受けました。雨戸を閉め、台風情報に聴き入るという時間を過ごしたわけです。思えば、台風銀座と呼ばれる地域に居を構え、一方では来るべき南海地震の恐怖と隣り合わせの日々を送り、実際のところ殆ど何の対策もできていないという自己嫌悪に駆られている日常なのです。
 それはさて置き、数年ぶりに新しいキーボード付き端末(パソコンのことです。)を導入したので、ここで紹介させてください。

  

この機種のシリーズは世界最軽量ノートパソコン(634㌘)ということで知られていました。MacBookAir,ヒューレットパッカードのSpectre(スペクトル)と機種を変更してきたわけですが、今回は

・可能な限り軽量
・クラムセル型の仕様

ということで、1番の候補としたものです。然しながら、WEBサイト、SNSなどの情報を収集すると、機種・型番が多く「何を選んで良いのか?分からない。」という現象が起きました。ここで説明する方法を知りませんが、皆さんも一度、ネット検索などで経験してみて下さい。とにかく、種類が多く、年式等々にて細かく仕様が設定されており、ユーザー要望を取り込むべき努力の反映なのでしょうが、逆に得体の知れない機械群という印象を与えてしまいます。その対極はAppleでしょう。商品構成は単純化されており、顧客に阿るという印象はありません。製品主張がしっかりとなされているということです。  
 多くの意味のない?努力を行い、結局、顧客の支持を得られない日本のメーカーの悲哀のようなものを感じてしまったものです。 結局は、当初の主旨を尊重し、上記の機種を導入したわけです。最軽量ではないものも900㌘弱の軽量版です。加えて、この機種(FMVZEROというのだそうです)のキーボードに特徴があります。気が付かれましたでしょうか? 


JIS型日本語キーボードに当然のように付されている「かな表示」がありません。この表記は、殆どの人には意味がないのですが、多くのパソコンに装着されています。MacBookAirでも例外でもありませんでした。この辺りの考え方は、昔ながらのキーボード付きスマートフォン好みの私の琴線に触れたということです。やはり富士通、捨てたものではありません。

◆問題は、ここから始まります。初期不良かも?

 導入したのが8月20日頃、当初より、ネット利用に問題が多く、自宅のLAN環境との不具合?が多くネット接続が出来ない状況が続いたのです。全く繋がらないのではなく、時折、断線?するのです。加えて、マイク・スピーカーが、使えたり・使えなかったりするのです。ZOOM会議で、突然、マイクが使えなくなったりするということもありました。こんな現象、場合により信用問題に繋がります。困ったものです。マイクは何とか回復したもののスピーカが全く聞こえないという現象が定着しました。  
 ここで便りにするべきは、Q&Aでしょう。富士通サポートサイドでは、以下の記述に出会いました。


気になったのは、5の「サウンドドライバーを再インストール」の手順です。最近の若い人であればドライバーソフトの意味も分からない人もおられるでしょう。しかも内蔵機器ドライバーです。普段は触らない筈の領域です。ブラウザよりは


というMSGが出ます。OSより警戒されているということです。新製品を開発する際にマイクロソフト社の協力が得られていないのでは?という疑問が起きています。ユーザーにこんな作業をさせるのか?怒り心頭一杯にてサポートメールの連打です。


 結局、回復せず、7番の電話対応にまで到着したのです。例によって「大変、込み合っています。。。。」ということで30分ほど待たせれた後、繋がりましたが、オペレータに従い作業を続けるも回復しません。対応していただいた女性のオペレータさん、こちらが可哀そうになるくらいでした。  
 結局は、初期化(ファクトリーリセット)を再度、行った結果、何とか音が出るようになりました。スピーカだけでなく、ネット接続、マイクの動作にも問題は出ておりません。時間は取られましたが、通常運用には問題はなさそうです。  
 今回のトラブルで学んだことと教訓をまとめてみます。
・新型機種は避ける;  
 この機種の発売日は22年6月です。初期不良が多いのは当たり前です。値段も高めです。既知のことでしたが再確認しました。
・日本型パソコンメーカーの限界でしょうか?今回の気付きです。
① 製品群にポリシーが見られません。ゴチャゴチャの印象があります。ユーザー需要を意識しているのか?自社の製品意識が感じられません。商品に自信が感じられません。これではAPPLEには勝てないでしょう。
② トラブル対応のレベルが低すぎます。たらい回しが多すぎます。上記表内の「お問い合わせ窓口」で紹介された電話番号のネット紹介案内では、『購入後は、上記表内の「お問い合わせ窓口」で相談を受ける』旨の記述がありました。これでは顧客は減ります。
③ 富士通個人サイトへの製品登録も行っておりますが、必要な機能のある場所がわかりません。不必要な広告が多すぎます。GOOGLE等を見習いましょう。不必要と思われる注意書きも多過ぎます。電話連絡は避けて欲しい!との記述だらけです。顧客と話すのが怖いのでしょうか?
④ 私自身はニフティーサーブ(分かりますか?)の時代より富士通関連サービスを活用してきました。あの頃の高揚感・充実感は感じられません。情けないことです。なぜ、こんなことになってしまったのでしょうか?「電子立国日本」はどこへ行ったのでしょうか?今後の検討を期待しております。

◆11月4日は「中小企業診断士の日」です。

 『中小企業診断士の日』とは、『中小企業診断士』という資格・制度が始まることとなった「中小企業診断実施基本要領」が昭和23年11月4日に制定されたことを記念して、11月4日を『中小企業診断士の日』とし、前後1週間を中心に、全国で中小企業診断士の知名度を向上を目指して中小企業診断士のPR活動を行っています。中小企業診断士の日は平成28年に制定されたばかりの新しい記念日ですが、毎年、各都道府県に存在する中小企業診断士の協会で知名度向上に寄与するイベントを行っています。
 徳島県にあっても過去6年間、各種のセミナー開催を行ってきました。過去6年間のセミナーちらしを紹介します。



 本年も、こんな企画を考えております。例年のとおり「徳島県よろず支援拠点」との共催で行いたいと思っております。

主題;    人を大切にする経営を目指しましょう。
副題; ~ 「点から線、線から面、面から立体」の伴走型支援取り組み中です ~
講演内容;

・人間とは何なのでしょうか?働くとは何のことなのでしょうか?
・ヒトの集団とは何なのでしょうか?組織とは何なのでしょうか?  
☆;蛸壺型、筅型組織について解説します。
・ヒトを活かす経営とは何なのでしょうか?いろいろな取り組みがなされています。  
☆;「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞について紹介します。
☆;「日本経営品質賞」について紹介します。
・伴走型コンサルティングはヒトを活かすことを目的とするものです。
☆;具体的取組について紹介します。

詳細については、検討中ですが、決定次第、徳島県よろず支援拠点HP(https://yorozu-tokushima.go.jp/)にて公開の予定です。宜しくお願いします。
このコラムでも内容の紹介は行う予定です。宜しくお願いします。