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中央テレビ編集 


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IT、ICT、AI な話

◆本年は、とりわけ寒気の日々が続いているようですが、春の息吹も身近に感じられる頃になりました。

 新年号では、今年度のメインテーマとして「日本で一番大切にしたい会社」をあげました。これからも多くの人間論を語るつもりでありますが、忘れてはならないテーマに「新劇とその人間観」というのもあります。この方面のお付き合いは、ほぼ50年を超えつつあります。未だに、明確な主張もなく、ダラダラと舞台を見続けているというのが実情かも知れません。
 件の市民劇業の3月例会を紹介させて下さい。前進座公演、山本周五郎原作の「ひとごろし」です。物騒な演題のイメージもありますが、実際は如何なものでしょうか?



  山本周五郎は、権威や名誉にこびへつらうことがありませんでした。直木賞をはじめ、数々の賞も すべて辞退しています。英雄や豪傑を好まず、つねに政治や経済と切り離され、すこしもその恩恵にあずかることのない絶対多数の庶民や身分の低い武士をとりあげ、その喜びやかなしみに、深い共感をよせた作品を数多く残しています。山本さんは、英国のビクトリア朝期の詩人ロバート・ブラウニングの《人間の真価は、その人が死んだとき、何を為したかで決まるのではなく、その人が生きていた時、何を為そうとしたかにある》という名言を座右の銘にし ていました。多くの作品の底を 一貫して流れているのは無償の愛という精神であり、どんな逆境にもめげず生きることの尊さ、素晴らしさをうたいあげた人間讃歌だと言われています。粗筋は、(公演ちらしより)

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「せっ、せ、拙者めが仁藤(にとう)昴軒(こうけん)をうっ、討ちまする!」名乗りをあげたのは、双子六兵衛(ふたごろくべい)。
水を打ったように静まった大広間は次の瞬間、嘲笑に包まれた。
双子六兵衛と云えば、誰知らぬ者もない臆病者。
片や、殿さまのお気に入りの小姓頭を斬り殺して立ち退いた仁藤昴軒は、向かう処敵なしの剣術指南役なのだ。
たった一人の妹に別れを告げた六兵衛は、昴軒を追って旅立つ
「お兄様は殺されてしまいます」
「相手は名人、私は臆病者と認めている。私はこの違いに賭けたんだ。」
役となり語り手ともなる4人のコロスが、八面六臂(はちめんろっぴ)。楽器を奏で、音具を操り、人はもちろん馬や犬、蝉や鈴虫、風・雨・風鈴・幟までを演じきる笑劇。
「人を殺したり、切腹するのを見るのは 好きじゃない」 臆病者の上意討ちのてんまつは――
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徳島市民劇場では、「さぶ」「柳橋物語」などの演目での再演も多くあり、新劇鑑賞運動の見本というべきでしょう。今回は、藍住町の文化ホールにお邪魔したいと思っております。」

◆事業復活支援金の事前確認機関への登録を行いました。

 「人を大切にする経営」には、実務が前提となります。中小企業施策の実務的な話も必要かも知れません。実務的には縁遠いコンサル生活を行っていましたが、諸般の事情より、今回、事業復活支援金の事前確認機関への登録を行いました。
 事業復活支援金とは、以下の条件によるコロナ対策の給付金です。既に受付は始まっています。



 かつての持続化給付金に類した給付金ですが、やや、不正のような申請も見られたことを教訓として設けられた制度が「事前確認制度」です。実際に事業を行っていることを確認するという仕組みです。この確認があって初めて給付金の申請が可能となります。昨年の月次支援金などの給付制度などに導入されていましたが、確認機関の登録は行っておりませんでした。
 今回、関与先の企業様が給付金の申請可能となったこともあり、登録をさせていただきました。他の企業様への対応も可能です。良ければ活用下さい。
 また、徳島県にあっても、以下のような給付金制度がスタートしています。是非、活用して下さい。徳島県のチラシを引用します。



 要件をクリアしておれば、個人事業者では70万円の給付が得られます。売上要件がメインですので、一度は、売上元帳の確認は行いたいものです。また、個別に連絡いただければ相談対応も可能です。宜しく御願いします。