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中央テレビ編集 


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IT、ICT、AI な話

◆ 新しい年です。地殻変動が続いています。

 本日(1月28日)、令和2年度3次補正予算が成立しました。一般会計の追加歳出は21兆8,353億円となります。医療提供体制の確保やワクチン接種体制の整備、経済支援策などに充てられます。


 コロナ対策への支出は勿論なのですが、私達コンサルにとって、大いに気になるのは、経済対策への支出が続いていることです。身近にもこのコロナ環境の中で、事業の将来に不安を持つ企業がいかに多いかと推測されます。今後は、思い切った支援策が必要となることは間違いなさそうです。

◆ 中小企業等事業再構築促進事業

 この補正予算で、注目している事業に「中小企業等事業再構築促進事業」があります。下記は、経済産業省の事前チラシです。


 経済産業省関連の補助金としては、「ものづくり補助金」「小規模企業持続化補助金」「IT導入補助金」などが中心でした。コロナ対策にあっても、補正予算等で別枠を設定して対応してきました。今回の事業は、それらに加えての措置となります。補助金規模も、かなり多額に設定されています。再構築(リストラクション)を謳っているところを見ると、アトキンソンさんの影響もあるのでしょう。対象としては、コロナ影響下での苦境を克服する事業者となるのでしょう。計画要件としては、付加価値要件があります。経営革新認定要件よりやや厳しいということでしょうか?では、具体的には、どのような事業計画になるのでしょうか?以下、同省発行のチラシです。


 具定例とともに、資金使途も挙げられています。注目すべきは、「建物費、建物改修費」が含まれていることです。今までの同省の施策からは省かれることが多かった使途です。
 いずれ補助金要綱などが公開されることでしょう。今後、注目したいところです。


徳島市民劇場の話

 コロナの影響にあるのは、飲食店だけではありません。各種のイベントは、遍く中止・延期の憂き目にあっています。
 このコラムで定期的に採りあげている徳島市民劇場も例外ではありません。事務局に確認したところ、現在の会員数は600人台となっているとのことでした。かって2千人を超える会員数を誇り、阿南市にも市民劇場が運営されていました。長期低迷傾向にあったとは言え、コロナの影響は甚大でした。このままでは、組織維持自体にも問題が出る可能性があります。お手伝いが出来ることがあれば協力したいものです。今後も継続的にこの課題を取り上げて参りますので宜しくお付き合い下さい。