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中央テレビ編集 


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IT、ICT、AI な話

◆ 市民劇場11月例会です。

 この数ケ月、市民劇場例会は、欠席続きとなってしまいました。業務、私事ともに多忙な状態が依然として続いています。先月号の嘆きが今も尾をひいているようです。
 出席会員数も減っているとのことですが、今月例会は、是非とも参加したいと思っています。11月の例会は、故熊倉一雄さんの遺した、テアトルエコーの「八月の人魚たち」です。
 思えば、40数年以上も前のこと、大阪労演で、この劇団の「私のルビー」を観たことが労演活動の出発点であったという懐かしみと思い入れのある劇団です。原点と言える舞台、笑いとセンスが磨かれる舞台を提供してくれるでしょう。乞うご期待!


◆ Googleが大きな話題となっています。

 近日、実務の世界で大きな話題になっていることに、アメリカ司法省によるGoogle提訴があります。
 各社の記事によれば、司法省はさる10月20日、反トラスト法(独占禁止法)違反で米グーグルを提訴したとのことです。ネット検索市場での圧倒的な支配力を利用し、自社サービスを優遇する契約をスマートフォンメーカーなどと結ぶなど競争を阻害した疑いがあるとされ。IT(情報技術)大手を巡る大型訴訟は米マイクロソフト以来、約20年ぶりとなります。提訴の論点をまとめると下記になります。



 現段階で、個人的に気になっているのは、「広告料金」のこと。高止まりと言える現象が起きているのであれば大変です。しかしながら、身近の広告媒体の新聞チラシ、テレビ広告などとの比較であれば、ネット広告は割安感があるのがコンサル的常識であり、顧客に勧めているのも事実です。今後、着目して行きたいテーマであります。
 但し、約20年前のマイクロソフト社への提訴の時期とは、かなり条件、情勢が異なります。以下は、純粋の個人的見解です。

① ;マイクロソフト社は、OS,オフィススウィートソフトを独占し、ソフト利用自体に課金を行った。
② ;GOOGLE社は、利用自体は、基本的に無料であり、多くのアプリケーションの活用に路を拓いた。ソフト開発、販売なども収益計上までは、ほぼ無料で環境を提供し、プラットフォームとしての役割を果たしている。

 つまり、パソコン一台あれば、多くの開発作業から販売・収益確保まで可能な環境をGoogleは提供してくれているのです。これは、情報技術の進歩という面だけではないビジネスモデルの内容の話です。ある意味、私達、貧乏人の味方であるとも言えるのです。私自身は、IT系コンサルを自任し、ベンダーにも属しておりませんし、大掛かりなハード機器を揃える余裕もありません。そんな立場にあっても、IT化推進の役割を担えるのです。素晴らしいことです。  
 同様のことは、私達、コンサルの顧客である中小企業者の皆さんにも当て嵌まります。中小企業の情報化が進まない理由として

① ;人材不足
② :資金不足

が挙げられます。②については理由にならないのは前述の通りです。①については、経営者自身の問題と考えます。とりわけ小規模企業の場合は、経営者の責任は重大だと考えます。しかし、翻って考えれば人材は競争要因にもなるのです。コロナ後、生き残りをかけた戦いが始まっているのだと考えて下さい。生き残りの手段としてGoogleは利用できる可能性があるのだと考えます。

◆ Google活用とは?具体的には、どんなこと?

 先月号で紹介した私のGoogle活用セミナーは一つの答えになるのではないでしょうか?セミナーでは、ホームページの活用策として下記の仕組み(無料提供)と広告活用の可能性を説明しています。


 続けて、セミナーの締めとして、こんな檄文を配布しました。私も頑張ります。皆さん頑張りましょう。