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中央テレビ編集 


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IT、ICT、AI な話

◆ 市民劇場は残念な結果となりました。よろず支援拠点は、引き続きコロナと闘ってます。

 先々月、先月(8、9月)の市民劇場例会は、残念ながら欠席となりました。業務、私事ともに多忙な状態が続いているのです。事務局の話では、コロナの影響で出席会員も減っているようです。趣味の会だと云っても、一定の人数が集まらなければ収支割れを来たし、資金ショートの原因となることは明らかです。
 イベント、興行の世界での事務方の労苦がしのばれます。使命感を持ってお付き合いさせていただきます。次回は11月となりますが、故熊倉一雄さんの遺した、テアトルエコーの「八月の人魚たち」。これだけは見逃しません。笑いのセンスを磨きたい諸兄、必見です。


 「笑い」は人生にとって大切なものです。最も重要なヒトの要素なのかも知れません。しかしながら、笑ってばかり居られないという現実もあります。新型コロナウィルス問題などは、その典型でしょう。先月号では、よろず拠点のスタッフ紹介も行いましたが、今月は、私自身が行うセミナーの紹介をさせていただきます。
 このセミナーのシリーズは、元々、コロナウィルス以前よりの支援テーマであったエリアマーケティング(地域、ロケーションの売り出し)の延長上に位置付けがなされるものです。つまり、リアル店舗をお持ちの事業者は、Googleというプラットフォームを使って合理的なマーケティングを行いましょう。当面は、あまりネットビジネスを意識する必要はないでしょう。。といような主旨でセミナー活動を行って来たのです。コロナ問題で事態は変わってしまったのですが、その内容は、変わるスピードが速くなったと捉えるべきものです。いずれ「来るべき未来」が速く来たとして考えて下さい。
 セミナー内容としては、Googleとは何でしょうか?という出発点に立って視野を大きく見て、多くの業種にも応用できる視点が確保できるものだと考えております。コロナ新時代向けに、オンラインセミナーを中心とした構成にしております。是非、参加下さい。

 事業の詳細は https://www.facebook.com/yorozusien/ をご覧ください。

     

◆ 政治経済の世界も気になっています。

 自由民主党の新総裁(自動的に日本の首相)が菅義偉氏に決まりました。今回の動きで気になるのは、菅氏のブレーンと言われるデービッド・アトキンソンのこと。日本経済新聞紙によれば、官僚トップの皆さんが、アトキンソン氏の「新・生産性立国論」「新・観光立国論」を熟読しているとのことです。
 インバウンドを積極的に推進し、訪日外国人が1千万人を超えるまでの成長させたのは、官房長官としての菅氏の功績であろうと言われています。ブレーンとしてのアトキンソン氏の影響力であったことは確かでしょう。
 しかしながら、アトキンソン氏の生産性立国論と、現政府の経済政策、とりわけ中小企業対策の範疇では、大幅な違い、乖離があると言われています。アトキンソン氏は、中小企業基本法自体に問題があると主張しておられます。その議論も含め、今後の動向からは目を離せなくなりました。



 このコラムの連載を始めた平成13年の頃、中小企業基本法の改正がありました。このコラムでも何度も取り上げた記憶があります。日本経済の牽引役としての中小企業の役割に重点を起きました。改正論点として、現在のアトキンス氏の主張に近いものがあったと記憶しています。
 その後、小規模事業者の役割、扱いについての論議が興りました。「小さな企業未来会議」などの影響もあって、小規模企業基本法の改正、制定がなされ、現在の形に落ち着いています。
 現在の施策の方向性にも関わることです。このコラムでも順次、取り上げていきたいと思っております。