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中央テレビ編集 


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Dr.板東のメディカルリサーチ No.222
<ワイン好きの ウェルネスドリンク 初登場

 あなたの肝臓は大丈夫ですか? 肥満や脂肪肝、糖尿病などが問題となる中、食生活や生活習慣の見直しが大切です。肝臓は右上腹部にあり、重さ1.0-1.5kgととても大きな臓器です。英語でliver、ドイツ語でLeber(レバー)と呼び、ホルモン焼きなどでお馴染みですね。ちなみに、臍(へそ)はそれぞれnavel、Nabelとなります。今月は肝臓やアルコールの最近の話題をお話しましょう。

<肝臓を 大事にしなきゃ あかんぞう>
 大切な物事をよく「肝腎」と呼んだりしますね。肝臓とは身体の中にある、大きな化学工場なのです(
図1)。社会的にアルコールが問題となるのが、車の運転の場合です。缶ビール(350mL)を飲んだときに、どれほど血中濃度が上がるのでしょうか? 図2は長年使われてきた標準的なグラフを示します。ただし、体質やいろいろな状況で変化するのでご注意ください。アルコールを代謝し分解してくれているのが、あなたの肝臓です。その働きをまとめたのが表1です。

<致死的な 最強の毒 アルコール>
 お酒を常々飲み過ぎている患者さんによく説明しているのが、表1の2)解毒作用です。毎日飲むと、肝臓は息も絶え絶え、アップアップです。命を守る解毒の作業が最も優先的なので、化学工場で大切な他のラインの作業はすべてストップすることに。当然ながら、どんどん加齢が進んでしまいます。

<ダイエット&健康分野で 金賞に>
 私はピアニストでもあり、音楽療法や芸術療法、統合医療にも関わってきました。音楽のインターネット配信会社として(株)クロア(Croix)(英語でcrossの意)があります。従来、ヒーリング音楽や眠りに特化した研究や開発を続けてきました。
 このたび、ワイン好きのためのウェルネスドリンク(機能性表示食品)として、風味と健康を両立させた新感覚のウェルネスドリンク「CHILLNEKO [ROSSO]」がモンドセレクション金賞を受賞しました(
図3)。イタリア産のブドウと100年以上の歴史を持つオーク樽の香りを基調に、大麦を乳酸発酵させ、GABAを配合したワインです。驚くのは、アルコール分は0%としながら、料理との絶妙なマリアージュを楽しめること。試飲すると、確かに、ワインの粘度や味わいなどfantasticといえましょう。
 筆者も本プロジェクトに関わっております。今後の医療は、各人のニーズに応じて、基本となる栄養療法に、良質な飲食物やアロマセラピーなども加え、満足感も併せて得られる時代になるでしょう。なお、食の詳細情報はhttps://relaxworld.jp/pages/chillnekoで得られます。

(板東浩、医学博士、ピアニスト、https://www.pianomed.org/

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