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中央テレビ編集 


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IT、ICT、AI な話

◆AIでついつい遊んでしまいます。

 画像生成AIで「asian girl」という指示を行ったところ以下のような画像を作ってくれました。更に、プロンプトを追加して再編集を行い好みの画像を作成できるようですが、課金対象になる可能性もあり、中止しました。手を加えればいろいろなバージョンを作成できるようです。YOUTUBEでは、同様の事例が多く紹介されています。興味のある方は、一度、試してみては如何でしょうか?結構、楽しいものです。


 しかしながら、「変なおじさん」の世界でもあります。扱いについては慎重さが求められます。場合により女性の敵とも言われかねません。個人的な趣味として、ひっそりとコソコソと楽しむべきかも知れません。

◆普遍的な形でAI活用の道を求めたいものです。

 ChatGPTの活用として、最初に考えられることは「言葉TO言葉」の相互処理、つまり「ヒトとAI」の会話にあります。テキストデータで聞けば、テキスト(場合により音声)で返事をしてくれます。従来でも、パソコンメーカのQ&Aコーナーチャットボットなどで実装されていましたが、まともに返答が出来ない代物が多かったものです。
 ChatGPTの爆発的な普及は、この会話処理能力にあるのだと考えております。コンピュータ用語でいえばセッション管理に優れているということです。具体的に言えば、質問の返事への再質問、再度の返事への再々質問などの継続的な対話処理能力が高いということです。診断士用語で云えば、対話と傾聴の能力に優れているということでしょう。一部の世情では、ChatGPTの回答には虚偽が多いとの評価が与えられていますが、その範囲は訓練によって克服される性質のものではないでしょうか?会話処理は、ホモサピエンスの基本素養です。むしろ会話処理の親和性にChatGPTの将来性を感じるものです。この点、GOOGLEのBARDなども意識されているようですが、やや出遅れ感があります。両社の覇権争いも興味深いものです。今後の推移を見守りましょう。

◆こんな活用が出来ました。

 抽象的な話、遊びの世界は別として、具体的な実務・生産性向上の路を目指します。
 次図は、ChatGPTに作成してもらったものです。内容は、難しいものではありません。今年の四月に1,000千円の車両を購入して、年末に減価償却を行い、最終的には、簿価が1円になるということを示しています。この作図は、一度の対話で出来た作業ではありません。会話の中で、減価償却期間の数値データ、金額表示単位(最初は、小数点以下2桁での表示)の指示、最終簿価は1円として計上することなどの条件を繰り返し与えて作成してもらいました。日付表示も和暦が良かったかも知れません。これらのデータは、COPYCODEにてテキストエディタで編集可能なものです。
 数値処理、データ加工での可能性を感じたものです。引き続きの検証を続けたいと思っております。


◆こんな活用も出来るようです。
 日々のルーティン業務の活用を目論んでいたところ、プラグインの機能がリリースされました。経営コンサルとして有効そうなソフトとしてSHOWMEというソフトが気になりました。そこで、以下の単純な指示をしました。

出力結果


 指示に従い、クリックすればMERMAIDの処理画面に遷移します。日本語入力も可能です。立派なものです。開発提案書の雛形となります。続いて、以下の指示をしてみました。



 PLANTUMLのコードが生成されました。


 図の右上のCopy codeをクリックしPLANTUMLに遷移し、ペーストすればガントチャートが作図され編集できることとなります。プログラミングだけでなく、このような作図ソフトの利用にも応用されるということです。

◆経営コンサル的な活用は?

 中小企業診断士の業務の3本柱としては①コンサル②執筆③講演が挙げられます。①、②の業務には「力仕事」と呼ばれる分野があります。一般に言われるパソコン作業です。この力仕事の分野についての改善可能性を頗る感じている日々です。今後ともに報告させていただきます。宜しくお願いします。