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中央テレビ編集 


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IT、ICT、AI な話

◆ 寒くなってきました。12月の恒例事業の広報をさせて下さい。
 世の中には、士業(サムライ業)と呼ばれる職業はかなりあります。一般には、専門分野の知識を極めた、或いは、何らかの権威にて認定された有能?な人々を指すようです。近年では、○○士と呼称される民間資格も多いようです。○○師と○○士の違いは何でしょうか?こんな問い掛けをされることも間々あるようです。資格取得の難易度レベルは、何と言っても、弁護士が最難関でしょう。その次は、公認会計士でしょうか。  
 何はともあれ、徳島県では、以下の9士業団体(私の属する診断士会も含めて)の交流会が存在しています。普段の活動は、交流会活動なのですが、年に1回は、合同で事業を行うべく企画されたのが、下記の『なんでも無料相談会』です。今年度は、持ち回り当番として、事務局を当士会が運営しており、私が中心(事務作業役)として進めております。チラシ下段には、『徳島県士業ネットワーク推進協議会』なる重々しい言葉が使われていますが、深い意味はありません。この言葉は、去る9年前、この相談会事業を復活させる際に、私が適当な言葉を当て嵌めてプレスリリースを行ったことに由来します。それ以後、この・・・協議会が定着していることを見れば、市民権を得たとして解釈してよいのであろうと思います。
 日時、場所等は下記チラシを参照して下さい。皆様の来訪をお待ちしております。



◆ IT導入補助金、3次公募3,4次、採択結果が発表されています。
 さて、いろいろな方面で、論議を呼んでいるIT導入補助金の、3次公募3,4次締め切り分の採択結果の発表がなされました。先々月、先月の当コラム蘭でも取り上げています。
 次図の資料は、私のセミナーの一部を取り出し、追加補正したものです。現在、採択企業数は、ようやく41,000社を越えました。図を見ていただければ判るように、5,6,7次のデータが空欄になっています。つまり、この補助金は、未だ、続いているようなのです。当初の予定では、3次公募が10月中旬で終了するということになっていたのです。然しながら、2次公募が終了の段階で、約21,000社の採択に留まっていたのです。実施機関として、危機意識を持ったということでしょう。3次公募については、結局、7回に分けての採択処理ということになりました。
 つまり、不採択になった場合には、その次の締め切りに再度の応募が出来るということになっているのです。・・・と言うことは、一定のレベルを確保出来れば、殆どの事案が採択され、補助金を受けられるということになっているのです。




 何故、このような事態になってしまったのでしょうか?使いづらい、補助率が低い・・・等の意見も多く聞きますが、何処か、日本社会の体質に原因があるような印象を持っています。セミナーでも触れていることですが、日本社会の労働生産性が低いことは知れていることでしょう。問題は、それ以上に、この事実に危機意識を持っているのは、果たして、国民の何%なのでしょうか?決して高いとは思えません。 学生時代に勉強した「日本文化論」を再度、展開する必要があるのでしょうか?今後に期待しておいて下さい。

               (日出晴夫、中小企業診断。阿南市在住 https://www.facebook.com/haruo.hinode )