§用語集§

ここでは、基本となる古美術用語を集めたいと思います。
不定期にUPしていきますので。

用 語 読 み 意  味
錦手 にしきで 染付は白と藍色のみで描かれた器を指しますが、錦手は、英語では”colored”と呼ばれている事から分かりますように、赤色や緑色、黄色等々、艶やかな色付けをしている器を指します。赤色と言っても、鮮やかなもの落ち着いた暗めの赤など、一色をとりましても、さまざまです。
 そして、例えば5色使っていれば、素焼き→染付→色絵(1色×5回)と7回も窯に入れて焼いている手間の掛かった器となります。
 染付 そめつけ 日本人なら誰でも、藍色の色で図柄を描いた磁器を見た事があると思います。それが、染付です。英語では”Blue and White”と呼ばれています。
上釉薬(うわぐすり)を付けずに焼くと黒く発色し、上釉薬を付けて焼くと青く発色します。時代によって、染付の材料となるものは変わっているようです。初期伊万里なら生掛け(なまがけ)なので、窯には一度入れるだけで完成ですが、素焼きをしているものは二度、窯の中に入れて焼いて完成となります。日本で最初に作られた図柄ありの器は染付からです。
   


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