1941 中等学校野球全国大会の記録


第18回選抜中等学校野球大会   第27回全国中等学校優勝野球大会


第18回選抜中等学校野球大会

1回戦

岐阜商(岐阜)    3−2  福岡工(福岡)

海南中(和歌山)   3−1  島田商(静岡)

日新商(大阪)    3−0  志度商(香川)

下関商(山口)    11−5  平安中(京都)

熊本工(熊本)    7−0  早稲田実(東京)

東邦商(愛知)    3−1  海草中(和歌山)

一宮中(愛知)    8−0  大田中(島根)

滝川中(兵庫)    6−0  桐生中(群馬)

準々決勝

熊本工(熊本)    1−0  下関商(山口)

一宮中(愛知)    12−2  日新商(大阪)

東邦商(愛知)    5−2  海南中(和歌山)

岐阜商(岐阜)    2−1  滝川中(兵庫)(延長14回)

準決勝

一宮中(愛知)    12−2  岐阜商(岐阜)

東邦商(愛知)    5−4  熊本工(熊本)

決勝戦

東邦商(愛知)    5−2  一宮中(愛知)

 東 邦 商 140 000 000 = 5

 一 宮 中 002 000 000 = 2

  (東)玉置−池端

  (一)林−寺沢

優勝 東邦商業学校(愛知)(2年ぶり3回目)


第27回全国中等学校優勝野球大会 (戦争激化で中止)

大会の予選は、6月14日の鹿児島県大会からはじまった。

しかし、7月中旬に文部省次官通達により、全国的なスポーツ競技会は中止となった。

7月11日付の『朝日新聞』には、北九州の予選展望と沖縄県大会での沖縄二中の優勝を報じる記事が掲載されているが、 7月13日付では全国大会の予選という位置づけではなく、単に中等学校野球として熊本県大会と朝鮮・北鮮地区大会の結果が報じられているので、この間に通達が出たものと推定される。

そのため、各県では県レベルにとどめて大会を行ったところもあり、予選になるはずだった対戦が夏から秋にかけて行われたところも多い。

また、全国大会ではなくなったため、試合の参加をとりやめた学校もあった。

 

各地区で行われた大会(優勝校の赤字は現在も全国大会未出場校)

北海道

札幌地区大会(7/13〜16)。札幌一中が優勝。

釧路・旭川・函館・小樽の各地区大会は実施なし。

奥羽

青森県大会(7/26・27) 青森工が優勝。

岩手県・秋田県大会は実施なし。

東北

山形県大会(9/21〜23) 山形商が優勝。

宮城県大会(7/26〜28) 仙台二中が優勝。

福島県大会は実施なし。

北関東

茨城県大会(10/4・5) 水戸商が優勝。

栃木県大会(8/28〜9/1)下野中が優勝。

群馬県大会(8/12〜15) 桐生中が優勝。

南関東

埼玉県大会(8/3〜8) 大宮工が優勝。

千葉県大会(8/2〜5) 千葉商が優勝。

神奈川県大会(7/28〜8/4)横浜商が優勝。

東京

東京府大会(7/23〜8/6) 帝京商が優勝。

信越

新潟県大会(7/24〜28) 長岡商が優勝。

長野県大会(9/28・29) 長野商が優勝。

山静

山梨県大会(8/1〜3) 韮崎中が優勝。

静岡県大会(8/5〜10)島田商が優勝。

北陸

石川県大会(8/23・24) 金沢商が優勝。

福井県大会(7/27) 敦賀商が優勝。

富山県大会は実施なし。

東海

岐阜県大会(8/4〜6) 岐阜商が優勝。

愛知・三重の各県大会は実施なし。

京津

滋賀県大会(8/1〜5) 膳所中が優勝。

京都府大会(8/1〜7) 平安中が優勝。

大阪

大阪府大会(8/3〜13) 日新商が優勝。

紀和

奈良県大会(8/2〜4) 畝傍中が優勝。

和歌山県大会は実施なし。

兵庫

兵庫県大会(7/25〜29)  2回戦の途中で中断。優勝校を決めなかった。

山陰

鳥取県大会(8/3) 米子中が優勝。

島根県大会は実施なし。

山陽

岡山県大会(8/17〜19) 関西中が優勝。

広島・山口の各県大会は実施なし。

四国

高知県大会(7/29) 高知商が優勝。

徳島・香川・愛媛の各県大会は実施なし。

北九州

長崎県大会(7/17〜19) 長崎商が優勝。

福岡・佐賀の各県大会は実施なし。

南九州

熊本県大会(7/12・13) 熊本工が優勝。

大分県大会(7/16・17) 大分商が優勝。

宮崎県大会(7/6) 宮崎中が優勝。

鹿児島県大会(6/14〜21) 鹿児島商が優勝。

沖縄県大会(7/9・10) 沖縄二中が優勝。

朝鮮

北鮮地区大会(7/12・13) 清津水産が優勝。

南鮮・湖南・中鮮・西鮮の各地区大会は実施なし。

満州

満州大会(7/17〜19) 天津商が優勝。

台湾

台湾大会(7/24〜30) 嘉義中が優勝。

 

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