純正部品交換

いよいよこの時がやってまいりました。
車検へ向けての純正部品の交換です。
2号車の走行距離は、約36,000kmですが、なにせ初度登録から13年も経っている車です。
ブレーキホース等の消耗品はヤバい状態かもしれません。

まずは、タイミングベルト交換
オルタネーター、エアコンコンプレッサーのネジを緩め、Vベルトをハズしてからタイミングベルトのカバーをハズします。
この時に、フロントバンパーをハズした方が作業性が良いのですが、今回作業に協力していただいたD自動車の工具を駆使して、どうにかバンパーを外さずに作業を進めることが出来ました。(後で結局バンパーを外す羽目になりましたが)


見ての通り、まだきれいな状態でしたが、せっかくバラしたし、耐久レース仕様車を作成しているのだから交換しました。
苦労したのは、カムのスプロケとクランクと、位置合わせのマーキングをしたけど、タイミングベルトを組んでみると、やっぱり1コマずれてしまい、ここに手こずりました。
よくよく観察してみると、ウォーターポンプも新品に交換した痕跡がありました。
このエンジン(K5A)のウォーターポンプは弱いのかもしれません。
何度も書きますが、走行距離はたったの36,000kmなのにです。

苦労してタイミングベルトを交換した後の写真です。

大物をやっつけて、ハズしたオルタネータとエアコンのVベルトも新品に交換し、テンションをかけたままで固定する時点になって、どうしてもフロントバンパーがじゃまになり、結局ハズしました。
アルトのフロントバンパーは、タイヤハウス内にもネジで止まっていて外すのがめんどくさいのだけど仕方ありません。

最近の車?は、コスト対策か、テンションを調整するボルトが付いていないので、適当に手で張りを確かめてベルトを張りました。

タイミングベルト交換という大物をやっつけたので、次はリアのドラムブレーキのオーバーホールに取りかかりました。
ドラムブレーキは、自分でいじるのは初めてのことなので、プロの指導のもと、作業を行いました。
ドラムをハズしてみると、でるわでるわのブレーキシューのカス
これにもメゲず、まずはブレーキのカップを新品に交換しました。
古いカップをハズしてみたら、白乳色のブレーキフルードがいっぱい出てきました。
ブレーキシューは、寄贈品の新品を持っていたけど、まだまだ使えそうなのでそのままにし、エアガンでゴムを吹っ飛ばし、元通りに直して完成です。

続いて、ブレーキホースの交換に取りかかります。
これは、ハズして新品に付け替えるだけなので、素人でも楽勝でした。
あとは、フロントは純白に輝くD−SPEEDのG1パッドを取り付けて、エア抜きして完了です。

次は、ポイント交換。
素人いきに、ハズして付けただけだと、エンジンは全く掛かりません。

これまた素人いきに、適当に調整してみたら、見事エンジンは掛かりました。
ここで、再度プロが登場して、適当に作業した?と伝えると、なにやらカムの角度センサーやらタイミングライトやらを貸してくれて
いろいろとチェックしてくれましたが、素人POWERに勝る物無しと言うわけで、正常でした。
以前、1号車はポイントの調整が悪くて(というより、調整が必要とは知らなかった)レース後に2気筒になったことがありました。

ドライブシャフトのブーツは、そろそろヤバそうだったけど、まだ破れてなかったのでそのままにしました。
たかがゴムの部品なのに、高価なものなので、今回はパス。

部品取りされていた負圧ホースも復旧し、電球類も全てチェックして見事車検対応になりました。
あとは、ヘッドライトの光軸とサイドスリップを調整すれば完璧です。

あと、前々から気づいていたのだけど、どうもこのアルトは助手席側は事故車のようで、不自然な塗装があったり、すごくサビで、鉄板が腐ってってしまっている箇所がありました。

ちょうどエンジンマウントの付け根辺りだけど、サーキット走行中にエンジンが落ちないか不安が残ります。
しかし、素人では修復は不可能な場所だけに、今回は見て見ぬ振りです。

これで、住民票を取ってきて、陸運事務所に持っていき、はれて黄色いナンバープレートが交付されます。
今後、ロールバーも付けるため、2名乗車でナンバーを取る予定です。

今回は、D自動車全面協力の下、作業を行いました。
自動車のご用命は、是非D自動車までお願いいたします。