いよいよ、阿讃サーキット軽四耐久レースの2002年度シリーズが始まりました。
このシリーズの為に、急ピッチで2号車を作成してきました。
朝は、いつものように、am6:00に某サンクスにて集合でしたが、
2号車エースドライバーの小天狗氏は、am6:00が起床時間と勘違いしているようで、
毎度の事ながら遅刻してやって参りました。
サンクスから徳島自動車道に乗り、無事サーキットに到着するも、
主催者より早く着いてしまい、鍵の掛かっているゲートで30分ほど
主催者の到着を待ちました。
天候が悪かったので、一刻でも早くサーキットへ行き、屋根付きピットを確保したかったのですが
到着が早すぎたようです。
無事屋根付きピットを確保し、ドラミを終えて、10分間の練習走行となりました。
練習走行の時は、上記写真のように、路面は完全ウェットで、所々、川が出来ている状態でした。
1号車は、まず、ま゛氏が練習走行に飛び出していきましたが、いくら待っても
ストレートに1号車の姿が現れません。
もしかして、クラッシュか?と心配しているピットに、しばらくして1号車が滑り込んできました。
何でも、「1周の間に4回もスピンした!!」と、日頃はSW20使いとしてならしている
ま゛氏が帰ってきました。
1号車のリアショックは、福岡の僧侶から譲り受けた神聖なるスズキスポーツ・ラリーで
調整も出来ないので、とりあえずリアタイヤの空気圧を落として、再度ピットアウトして行きました。
今度は、どうやら大丈夫な感じでした。
2号車は、1号車とうってかわってウェット路面でも安定した走りが出来ました。
小天狗氏が、クラスの中では上位のタイムをたたき出していました。
(この後、とんでもない落とし穴があるとは・・・・・・)
2号車のリアは、バネは4kgだけど、ショックはバイクのステアリングダンパーよりも柔らかい
抜けたノーマルショックだったのが幸いしたようです。
余談ですが、私「なま」が2号車で練習走行している時、前方に1号車に乗る
はんでぃー氏を発見し、追撃態勢に入りましたが、すぐさまはんでぃー氏は
テールハッピーの1号車で見事にスピンこいてました。
彼も、元SW20使いなのですが、二人のSW20使い共に、超テールハッピー1号車を
乗りこなすのは至難の業のようです。
練習走行も終え、次は予選です。
徐々に路面は乾き始めていました。
1、2号車の予選順位は・・・・・・HP更新をサボっていたので忘れてしまいました。
ごめんなさい。
予選の次は、1時間の耐久レースです。
1号車は、リアタイヤを太い物に交換し、路面も徐々に乾いてきたので
リアの動きも落ち着いたようです。
またストレートの伸びも、なかなかでした。
うってかわって2号車は、路面が乾いてくると、とんでもなく遅いことが発覚しました。
足回りはどの車にも負けないほど決まっていて、コーナーは、他車にオカマを掘るぐらい突っ込めるし
コーナリングスピードも速いけど、コーナーの立ち上がりからストレートにかけて
話にならないほど遅いのです。
ストレートなんか、6バルブのミラに置いて行かれるほどの情けない12バルブエンジンであることが
判明しました。
エンジンは回るけど、パワー感はないし、トルクも無いし、単に回っているだけのF5Bエンジンでした。
この辺りの詳細は、「総監督ま゛の暇つぶし」コーナーに載っておりますので
こちらをご覧下さい。
1時間耐久レースの結果は、1号車は何事もなく完走し、
1時間耐久レース結果
1号車 ・総合9位(クラス3位) ベストラップ56秒433
でした。
2号車は、デスビのポイントからイグニッションコイルにつなぐ配線が
振動のためにネジが外れて断線してしまい、いくら自動車メカニックの小天狗氏を持ってしても
ネジが無いために修復不能でリタイヤとなりました。
レースは残り40分ぐらいの時に止まったので、小天狗氏はサーキットを自分のアシで
半周走ってピットに帰ってきました。
「まさか自分のアシで阿讃を走るとは思わなかった・・・・」と。
1時間耐久レース結果
2号車 ・リタイヤ ベストラップ58秒466 (1号車の2秒落ち)
リタイヤした2号車は、ネジさえあれば、すぐに直るので、1時間耐久レース終了後に
ネジとスパナを握りしめて、小天狗氏愛車の足回りノーマルミニカに乗り、救出に向かいました。
ミニカという背の高い軽四で、しかも足回りノーマルの為、レーシングスピードじゃなくても
コーナーではひっくり返るほどロールして、非常に怖かったことを付け加えます。
やはり、サーキットはそれなりのアシの車で車高の低い車じゃないと怖い!!
無事ネジを装着し、これでプラグに火が飛ぶようになって、2号車は復活して
次の2時間耐久レースに備えます。
この時、チームま゛つもとの面々は、大事なことを忘れていました。
特に1号車には悪魔の手が忍び寄っているとは知らずに・・・・・
つづいて、2時間耐久レース。
1、2号車共に、給油もそこそこに、2時間耐久レースのスターティンググリッドに向かいます。
2号車は、1時間耐久レースで早々にリタイヤしたため、なんとポールポジションを獲得しました。
2号車のスターティングドライバーは、私「なま」が勤めました。
ポールなんて、カートをしていた時以来だから、6年ぶりかなぁ・・・・なんて考えていました。
シグナルはグリーンに変わり、スタートです。
どうにかオープニングラップは、1位か2位で帰ってきましたが、6バルブミラにも
置いて行かれるドン亀エンジンの2号車では、これが精一杯で、後ろから
直間マフラー軍団にあおられて、2周目の1コーナー立ち上がりで後続車に道を譲りました。
あれよあれよと抜かれて、ドンケツぐらいまで順位を落としました。
当然ながら、1号車にも抜かれました。
この時の1号車のドライバーは、体重0.1tオーバーのはんでぃー氏であったため、
パワーウェイトレシオの差で、抜き返してやろうともくろんでいましたが、
ドン亀エンジンでは、ジリジリと離されて、抜き返すことは不可能でした。
2号車はトラブルもなく、淡々と小天狗氏も走って、無事完走です。
2時間耐久レース結果
2号車 ・総合6位(クラス2位) ベストラップ57秒519
しかし、1時間耐久レースとの双方のポイントで最終順位は決まるので、表彰台に届かず。
1号車には、さまざまなドラマが生まれました。
詳細は、「総監督ま゛の暇つぶし」コーナーに載っておりますが、
まずは、マフラーが折れました。
ドライバーのま゛氏が、一番驚いたようですが、ピットにいても、
心地よい直間マフラーの音が響いてきて、余所のチームの車か・・・・と思っていたら
なんと1号車の音でした。
われらがチームは、2台共に、環境に配慮し、ノーマルマフラーで参戦しているにもかかわらず
爆音が響いてきます。
よくよく車を見ると、マフラーが垂れ下がっているのが確認できました。
オレンジポールを出されないことを祈っていましたが、オフィシャルがしきりに
1号車を凝視し始めました。
結局、ドライバー交換のピットインの際に指摘されて、急きょ折れた部分のマフラーを
取り外しました。
直間マフラー = トルクが落ちる
という固定観念がありましたが、タイムは変わらず、マフラーなんて何でも良いという
貴重なデーターを得ることが出来ました。
もう1つ、ドラマは、なんとガス欠。
2時間耐久レース前に、適当に給油しましたが、いくら550ccNAエンジンでも
2時間ぶっ続けでサーキットを走るには、ほぼ満タン近くのガソリンが必要なことが分かりました。
ここでも、貴重なデーターを得ることが出来ました。
結局、1号車は、さまざまなドラマの為、完走はしましたが、結果は以下のようになりました。
2時間耐久レース結果
1号車 ・総合13位(クラス4位) ベストラップ56秒405
しかし、1時間耐久レースとの双方のポイントで最終順位は決まるので、表彰台GET。"最終3位"
特に2号車は、大きな課題が判明したレースでした。