其の四十八

―  ちびっ子ギャングと共に ―


 先週の日曜日に出社した分の代休を取った。 
平日の午前は静かで、今日はお昼までゆっくり眠ろうと、目を閉じた瞬間、ちびっ子ギャング達に寝室を占拠された。ドドーン、バーン!バーン!
「お、お前たち、学校は?」
「今日から夏休みだよ〜」
「あぁ、そう…。じゃ、宿題してきなさい」
「お父さんが遊んでくれるって、お母さんが言ったのにーー!
ほら、起きてよー!」
「いててて、引っ張るな、こらっ、お母さんは?」
「パーマ屋さんに行ったよ、だから遊んでー!」
「やられた…」

ドタドタドタ、ババババ、ズドーンドン、痛い、痛い、ダメだって、降参、降参、降参〜〜!!

 三時間後、パーマ屋から戻ってきた妻が、同じ姿勢で熟睡する私と息子達を見つけ、写真に収めた。「パパとのんびりお昼寝か・・・」
玄関に飾られたその写真を眺めながら思う。
少なくとも私は、眠っていた記憶はない。
ちびっ子ギャングに倒された記憶なら、ある。