其の三十六

― 海水浴 ―


 「久しぶりに行ってみようか」と出かけた海水浴。日焼け対策で完全防備の私の姿を見て「ダースベーダーみたい」と家族みんなに笑われた。
「これ以上焼けると小麦色どころか、麦茶色になっちゃうから仕方ないでしょ」
 
 準備ができるやいなや、一目散に海へ向う子供たちを横目に、海の家へ一目散。ござの上で寛ぐと初めてのお店なのになんだか懐かしい気持ちがわいてきた。
 焼きそば、イカ焼き、とうもろこし、カレーにおでん。海の家のメニューは、昔と変わらない。ラムネを1本注文した。
 
 そういえば、祖母の家でも夏はサイダーだったな……。あと、カキ氷。夏休み、遊びに行くと、祖母は手作りのつぶ餡と白密がたっぷりかかったカキ氷を作ってくれた。ごくっ。

「おーい、ちょっと早いけど休憩しよう。皆でカキ氷食べよう」