其の三十五

― 梅雨の晴れ間 ―


 一週間雨が降り続いた後の週末、ようやく太陽が顔を出した。
 うわっ、太陽出たの久しぶり。まぶしぃ!

 山のように溜まった洗濯物を外に干し、湿気た布団と枕も太陽の下へ。ついでに長靴や傘、洗面器など浴室の小物も皆、外へ並べる。気がつけばベランダは、我が家にある日用品の日光浴場になっていた。
「皆、太陽の光をたくさん浴びるんだよ」

 午後、太陽はまだ高いけれど、日光浴は終了。日用品たちを家の中へ引き上げる。

 さてと……。
 ふかふか布団でお昼寝の時間だ。太陽の光をしっかり吸ったかどうか、チェックしないといけないしね。ふぁー、お日さんの匂い。