今日から使える!ビジネス用語

生産者が、加工や流通にも関わることで収益を上げる
第33回 六次産業
  農業・漁業従事者などが、生産(一次産業)だけでなく、生産物の加工(二次産業)、販売(三次産業)まで係わる形態。それぞれの数字を掛けて、三×二×一=六次産業という。
 本来は、農・水産物の商品価値を上げて、一次産業従事者の収入増につなげようという取り組みだが、最近では、道の駅(三次産業)が地元の農家や漁師に商品を提供してもらい、活況を呈することで地域活性化につながっている例もある。
<例えばこんな会話で…>
「最近は、俺たち農家も収入が思うように伸びなくて
大変だよ」
「それなら、『六次産業化』という手があるよ」
「うちは農家だから一次産業…だよな?」
「うん、そうだ。その一次産業従事者が 自分で生産物
を加工して、販売まですること言うんだ 。つまり、二
次、三次産業まで一貫してするから、『六次産業』と
いうわけさ」
「なるほど。けど、実際にやるのは難しそうだな」
「だからこそ、やりがいがあるんだよ。生産者だから
こそ、工夫ができることはたくさんある。それに売れ
行きが直接見えるから、収入だけじゃなく、モチベー
ションも上がるぞ」
「なるほど!最近『農家レストラン』
なんてのも流行っているし、
何ができるか、家族と相談
してみるよ」




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