今日から使える!ビジネス用語

第27回 「オープンデータ」
自治体などの公的機関が持つデータを民間が自由に使用できるように公開したデータ。それらのデータを利用し、新たなサービスや商品が開発されることで、経済効果や雇用創出が促されると考られている。安倍政権の成長戦略にも盛り込まれ、その経済効果は4.5兆円とも試算されている。
福井県鯖江市では、市役所が公開したデータを使い、民間企業が生活に根ざしたアプリケーションを開発している。例えば、公衆トイレや避難所の位置とそこまでのルート表示、市営バスの時刻表や路線図に加えて、バスが今どこを走っているかまで分かるものなどがある。鯖江市では、「データシティ鯖江」と銘打ち、このように積極的にデータの公開を進めることで、IT関係者を呼び寄せ、ITを地場産業として育てていこうとしている。

<例えばこんな会話で…>
「おなかの調子が悪いからトイレを探してくるよ」
「待って、アプリで調べてみるわ。あっ、この先の公園に公衆トイレがあるわよ」
「助かった。初めて来た場所の情報をよく持ってたな」
「実は、公開された市役所のオープンデータで公衆トイレの場所のアプリを作っている人がいるのよ。営業先周りの時なんか重宝してるわ。他にも、帰りのバスが今どこを走っているかがわかったり、避難所の位置なんかもわかるアプリが・・・」
「ごめんっ!トイレの後で 聞くよ!」





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