今日から使える!ビジネス用語
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第13回 |
「ギャップ・イヤー(gap year)」
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ギャップ・イヤーとは、高校卒業から大学への入学までの期間のこと。英国では、1年をめどに、ボランティアやインターン、留学などで過ごす「ギャップイヤー」が定着、米国でもハーバード大などで推奨したため、参加者は増加している。
日本では、東京大学が秋季入学移行を検討していることで、注目を集めた。日本企業の国際競争力、人材育成システムの強化対策が急務と言われる中、今後は企業側も「ギャップイヤー」経験者を採用の際に評価する可能性が言われている。
<例えばこんな会話で…> 東京大学が、9月入学を検討してること知ってた?」
「もちろん。私は大賛成よ。世界の7割は秋季入学だし、あと、『ギャップ・イヤー』制度で、グローバルに活躍できる人材育成になれば、私たち企業側にとってもメリットはあるもの」
「確かに、そうね。半年間、ボランティアや留学、就業体験するのは貴重だわ。今の若い人は、安定志向だし、日本人は昔から受身姿勢の人が多いから、主体性を持って働く人がどんどん増えてくれたら、会社にとっても、日本全体にとっても、良い刺激になりそう」
「すごく良い制度だけど、すぐに実行できない理由ってあるのかしら?」
「学生達を受け入れる企業、ボランティア団体、留学先など、まずは受け皿が必要ね。それから、9月卒業だから、卒業後、就職までの半年をどう過ごすか?など、これから日本全体で考えていかないといけないわ」
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