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中央テレビ編集 


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IT、ICT、AI な話

◆ 個人的な話を少々、させて下さい。

 この2月初旬、母親を亡くしました。享年92歳、誕生日直前の物故でした。葬儀は家族葬で済ませました。まさに個人的な話なので控えるべきかも知れませんが、思うところあり話題として取り上げます。
  コロナへの感染対策より葬儀に影響が出るであろうことは予想しておりました。お世話になった葬儀屋さんの説明では、宴席は全て不可、食事会を行う場合は、教室形式・アクリル板での遮蔽が条件とのこと。加えて、8、9割の葬儀は家族葬形式ということでした。4年前に、父親を送った頃とは、全く様相が変わっていたのです。コロナの影響は、こんな場面にも出ているようです。
 更に、衝撃的なことがあったのです。母親は段取りが良く、自分の死亡診断書の依頼を前もって医者にお願いするような人物でした。当然、葬儀関連の予約(会員?)などの手配も行っていたのです。しかしながら、結婚式などと異なり正式な予約は出来ないのです。実際局面では、予定していた葬儀屋さんは「満杯」だったのです。聞けば、「3日程度、待っていただければ対応します」とのこと。「こんな事もあるのか!!」と絶句したものです。
 結局は、別の業者さんに受けていただいて滞りなく進めることが出来ました。感謝、感謝です。
 あえて、家庭内のことに言及しました。避けるべき話題かも知れませんが、ここに教訓の一つが見えてきます。超高齢化社会を迎えて、今後、大量死の時代が到来することは確実です。都市部では既に葬祭場の行列が見られるということです。コロナ問題が話を複雑にさせますが、これより先、団塊の世代の皆さんの余命が短くなるにつれ葬祭場面での混乱が起きることが予想されます。一部の事業者さまはビジネスチャンスとして葬祭業への進出も見られます。個人的な教訓としては、葬祭ラッシュを避けるためには、団塊の世代の皆さんを送った後、悠然と死出の旅立ちに至るべきということでしょう。貴重な教訓です。長生きを目指すために頑張ります。

◆ 人間論は市民劇場から

 昨年は、市民劇場の例会には、殆ど参加出来ませんでした。本年は、継続的・持続的に観劇を続けていきたいものです。3月例会を紹介します。 俳優座劇場プロデュースの「罠」です。


 小田島雄志さんの次男である小田島恒志さんと小田島則子夫人による翻訳劇です。小田島雄志さんと言えば、シェークスピアの新訳を行ったことで有名です。劇団を主宰されていたこともあります。徳島へも数回お越しになり、一緒に杯を重ねたこともあります。若い頃の楽しい思い出です。齢も90歳を超える頃です。お元気に活躍されているということです。「小田島雄志翻訳戯曲賞」でも知られています。日本での翻訳劇の振興を目的として、翻訳家・英文学者である氏が設立されています。第1回~第10回までは、その年に上演された翻訳劇の中から特に優れた翻訳者を、英語から1名、それ以外の言語から1名の計2名を小田島雄志個人が選出し、表彰してきました。第11回以降は、翻訳者に加えて上演成果も対象にし、その年に上演された特に優れた翻訳劇の戯曲翻訳者・上演団体1~2件を「小田島雄志・翻訳戯曲賞」実行委員会にて選出し、表彰されています。
 今回は、次男さんの翻訳劇です。劇団チラシより粗筋を紹介します。

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アルプス山脈が一望できるリゾート地、シャモニー郊外。
新妻のエリザベートが旅先の山荘から失踪してしまう。
警察の捜査でも手がかりは無く、憔悴する夫のダニエル。
数日後、近隣の神父がエリザベートを連れ帰るのだが、それは会ったこともない女だった……
正体不明の神父とエリザベート、混乱する警部……
追い込まれていくダニエル。 果たして真実は誰が語っているのか!?
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 駄洒落を得意としていた小田島雄志さんの次男さんの翻訳、言葉まわしの妙が楽しみです。更に、文学座の原康義さんもメインキャストとして参加されます。このジャンルの舞台はあまり経験がありませんが、新しい世界を見せてくれることを期待しています。

◆ WEBマーケティングのこと

 昨年は、セミナー企画として「GOOGLE活用」をテーマとしていましたが、最近、SNSの有効性についての再認識を行っています。とりわけインスタグラムの活用がコンサル手法として有効では?との認識を持っています。令和3年度のテーマとしたいと思います。以下は、超簡便なイメージ図です。


 インスタグラムは、最近、動きが活発です。昨年は、リール機能が追加されており、独自の検索手法も持っています。巨大IT企業による弊害も言われていますが、それらの独自サービスの有効性には納得感があります。情報整備基盤としてGOOGLE、FACEBOOKを活用し、販促手法としてインスタグラムを使うという主旨です。本年度のテーマとして最適と判断しています。
 出来れば、もう少し研究の上で、セミナーの企画を行いたいと思っております。このコラムの誌面でも紹介していきますので宜しく御願いします。