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中央テレビ編集 


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IT、ICT、AI な話

◆ 新年度です。そして、平成最後の月です。

 新年度です。しかしながら、今年は天皇陛下退位ということもあり、年度が5月によって変わるような印象があります。このコラムも通算18年になろうとしていますので、取り合えずの挨拶をさせていただきます。本年度も宜しく御願いします。
 このコラムが、皆さんの目に留まる頃には、新年号も発表されていることでしょう。政府の発表では、4月1日に発表されることになっています。ネット空間では、「安」の字を採用か?頭文字は A か K になるとの等の情報が流布されているようです。もし「安」が一文字目の字となり読みが「あん」の場合は、頭文字が「A」となるため、過去の「M」「T」「S」「H」とかぶらないため、可能性としてはありえるのです。
 IT開発経験者としては、頭文字の違いは絶対要件なのですが、アプリケーション運用サイドからすれば、もう少し気になることがあります。ユーザーインターフェース、つまり、日付入力画面の設計仕様です。具体的に云うと日付入力画面は、通常、このようになります。



 和暦を使う形式です。西暦であれば問題はないのですが、官公庁等では、上記のような和暦入力が主体です。外部よりもたらされる文書が和暦であることに対応したものです。ここで、余計に気になることがあります。年月日は数字入力ですが、年号は文字入力となります。作業量が少ない場合は問題ないのですが、大量の文書を処理する場合は、下記のような入力エリアで設計します。


 年号の省略系です。大量処理、定型入力、入力日付の範囲が比較的小さい場合に使われます。入力された数値で、年号を確定してしまうという処理となります。昭和より平成に変わる時は、多くは、この形式が使われました。具体的に云うと、30以上の数値であると昭和、それ以下であると平成ということになります。昭和は64年まで続きました。しかし、平成は31年で終わります。この形式では難しいのでは?という危惧を持っております。システム設計に携わる皆さんの考え方をお聞きしたいものです。おそらくは、年号の事前プリセットを行い、必要時には修正することになるのでしょうが、画面、入力エリアの再設計となります。これも大幅なシステム修正となるようです。
 近年では、WEB設計技術も進んでおります。多くの日付け入力は、プルダウンメニュー、カレンダ選択ということになるのかも知れません。最新技術に期待するところでもあります。

◆ 中小企業施策情報です。持続化補助金です。

 ① ものづくり補助金の公募中です。
 平成30年度補正「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」の公募が以下の通りされております。第二次締切が2019年 5月 8日(水)〔消印有効〕とされています。チャレンジされておられる企業さまも多い筈です。健闘を祈ります。

② 持続化補助金の公募が近日なされる予定です。
 昨年は、この時期、公募期間中でした。執筆している現在で提供できる情報を示したいと思います。次図は、昨年度の公募要領より抜粋した審査基準です。本年度の変更も少ないと考えています。




以上の観点を、SWOT分析、補助金申請書書式に当て嵌めたものが次の図となります。



図式というものは、説明が無ければ分かりにくいかもしれません。よって、下記セミナーを企画しています。時間がある方は参加下さい。



セミナーでは、実際に申請書の骨子を作成するところまで考えております。また、情報があれば、IT導入補助金についても解説したいと思っております。
加えて、補助金申請を目的にはしておりますが、ITの観点を盛り込んでおります。ITの生産性向上観点は、補助金申請にも役に立てる筈です。 日程が上旬ということで参加が難しい方は、別途で開催も予定しております。私のfacebook等でお知らせしますので確認していただけたら幸いです。